フクロモモンガは下痢になりやすい動物で、ストレスでも下痢になることがあります。
細菌や寄生虫などの可能性もあり、元気に見えても注意が必要です。
ここではフクロモモンガの下痢の原因についてご紹介します。
フクロモモンガの下痢
健康な状態の便は、形がしっかりしていて弾力もあります。
便がいつもより柔らかい、液状の場合は下痢を起こしている証拠です。
一過性のもので元気があれば心配はいりませんが、下痢が続くようならすぐに動物病院を受診してください。
赤ちゃんの場合
赤ちゃんが下痢になった場合、原因の多くがコクシジウム症かジアルジア症です。
すぐに動物病院へ連れて行くようにしましょう。
また、低体温でも下痢になることがあるので、温度管理はしっかりとするようにしましょう。
下痢の原因
原虫や細菌による下痢と、ストレスからの下痢があります。
原虫や細菌が原因ですと、命に関わる場合もありますので、十分注意しましょう。
コクシジウム症
コクシジウムと呼ばれる原虫が寄生して起こる下痢です。
急激なストレスにより発症する場合があるようです。
赤ちゃんが重症になってしまうと命の危険があります。
症状としては食欲不振、体重の減少、下痢、ひどくなると血便を起こします。
ジアルジア症
ジアルジアと呼ばれる原虫が寄生して起こる下痢です。
ほとんどの場合母親から感染しています。
離乳前後のモモンガに多く見られる病気です。
症状としては活発に動かなくなったり、体重の減少、毛づやが無くなる、などがあります。
餌の劣化・ストレス
フクロモモンガの餌は果物などの生ものが多く、特に夏場は傷みやすくなります。
傷んだ餌を食べると下痢を起こしてしまいます。
また、ストレスでも下痢を起こすことがあります。
餌や水はきちんと衛生的なものをあたえ、掃除などもしっかりとするようにしましょう。
まとめ
フクロモモンガは元気でも、もともとコクシジウムやジアルジアに感染していることが多く、ストレスなどで免疫力が弱まると発症することが多いようです。
普段元気だからと油断しないことが大切です。
ストレスには十分注意してあげましょう。
また、下痢が2~3日続く場合は危険なことが多いので、早めに動物病院を受診しましょう。