フクロモモンガにとって人間と生活することは、野生での生活よりも確実に安全である代わりに、野生では必要がなかったことが必要になります。

例えば、「爪切り」です。

フクロモモンガは、木の上で生活する動物なので地上に降りる必要がありません。

木の上で生活するには、ある程度爪が尖っていたり強度がなくてはいけません。

人と生活する様になったフクロモモンガの爪のお手入れは、どの様にするのでしょう。

フクロモモンガ 爪切り 暴れる やり方 頻度

フクロモモンガの爪

フクロモモンガの爪は、切るか、削るかしないと伸びます。

自然の中では木肌で自然に削れた爪も、人と生活する中では自然に爪が削れることも少なく、飼い主が気をつけてあげなければなりません。

爪をしっかりチェックしていないと、太いかぎ爪になる場合があります。

こうなると、自分の肉球を傷付けることになる様です。

フクロモモンガの爪切り

フクロモモンガの爪切りは、飼い主にとって勇気がいる様です。

「深爪をしたらどうしよう」とか、「爪切りの途中で暴れられたらどうしよう」など、なかなか、作業に移れない場合も少なくないそうです。

自信のない飼い主は、慣れた人に頼むとか、動物病院に連れて行くと良い様ですが、自宅での爪切りは次の様になります。

①救急用のハサミか、新しくて良く切れる事務用のハサミを用意しましょう。

②部屋の電気に透かして見ると、長い血管を見つけることができるでしょう。

その血管の手前、血管を傷付けないところ、尖った部分を切ります。

実は、作業の手順としては、これだけのことです。

ですが、個体が暴れたり、飼い主が初心者だと、その時間は長く感じることでしょう。

もしも、深爪をして血が出てしまったら、素早く清潔なガーゼなどで患部を押さえ、圧迫することで止血をしましょう。

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フクロモモンガが爪切りの時に暴れる

どんなに普段、密に接していても、爪切りだけは、フクロモモンガの生活の中にはないことです。

暴れる個体がいても、それは飼い主のせいではありません。

実は、悩んでいる人はたくさんいる様です。

①飼い主だけで行なう場合

個体の指が出る程度の細かい目の洗濯ネットに入れる

入り口から少しずつ巻いていくと、奥の方に自然に移動するそうです。

この方法だと、個体への圧迫と暴れることを封じ込めるので、網の目から出た爪を切ることができるということです。

・靴下や、ペットボトルを入れる靴下素材の袋に個体を入れる

家の中にあるものでできるので、お手軽です。

この方法では、個体の体が安定するので比較的楽に切れそうです。

片手で優しく支えて手を引き出し、爪を切りましょう。

個体が、靴下の中に入ることが好きなら、なお楽にできそうです。

・お腹が一杯になって個体の好きなモノ(靴下やポーチなど)で休んでいる時、またはうとうと始めた時に、優しく撫でながら隙を見て切ることもある様です。

ですが、全部の爪を切ろうとは考えず、「切らせてくれてありがとう」くらいの気持ちでいた方が良い様です。

②飼い主と助手の2人で行なう場合

1人が個体を支えて、もう1人が爪を切る

※個体を支える(押さえる)側は、力の入れ過ぎに細心の注意を払いましょう。

個体を固定するアイテムとしては、タオルを活用するのも良さそうです。

※どの方法も、フクロモモンガにとっては恐怖でしかないでしょうから、無理強いせずに時間をかけてゆっくりと、そして、落ち着かせてから1本1本の爪を慎重に切りましょう。

フクロモモンガの爪切りの間隔は

フクロモモンガの爪切り周期は、一般的には1週間に1度のペースの飼い主が多い様です。

ですが、毎回上手くいくとも限らず、例え1日1本でも飼い主のペースではなく、個体の様子を見ながら、のんびり構えてやる方が良いでしょう。

フクロモモンガの爪の伸びすぎ予防策

爪の伸びすぎ予防策には、いくつかの方法がある様です。

止まり木を硬い木材や太いものにする

②石製のステップステージをつける

③回し車は金属製のものや、爪研ぎシートがついているものにする

④巣箱を木製にする

⑤ゲージの横の面に木製のアイテム(すのこなど)をセットする

・・・など

まとめ

フクロモモンガの爪切りをする理由として、飼い主やほかの人とじゃれ合う時、衣服を貫通して爪が皮膚に当たり痛さを感じたり、傷になったりするそうです。

また、部屋のカーテンやタオルなどに引っかかって身動きが取れず、最悪は、指や足などの切断という痛ましいことにもなりかねません。

現に糸が絡まって切断したという話もあるほどです。

もし、フクロモモンガの爪切りに自信がない様なら、爪切りを自分でやろうと考えず、動物病院に行きましょう。

病院によっては、切り方の講習をしてくれる可能性もある様です。

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