近年、フクロモモンガを飼育する人が増えています。
しかし、飼いたいと思っていてもトイレのしつけが難しくて飼育に踏み切れない人も同じように増えているのです。
では、フクロモモンガは本当にトイレのしつけは出来ないのでしょうか?
フクロモモンガのしつけ
今回は、噛み癖のしつけとあわせてご紹介します!
噛み癖のしつけ
フクロモモンガは、飼い主との信頼関係が出来ていない場合や、人間が怖いと思っているときに手を噛んでしまうことがあります。
また、信頼関係が出来ていても遊びの延長で噛んでしまうこともあります。
信頼関係はとにかくにおいを覚えてもらうことが一番の近道です。
遊びの延長で噛むのは、甘噛みをしていて楽しくなってガブッといってしまうのです。
大人のフクロモモンガだと結構痛いんですよね。
噛んだら嫌な気持ちになるものだと根気強く教えていくしかありません。
指を口元に持っていき、わざとに噛ませます。
噛んだらすかさず『チッ』と舌打ちをしましょう。
怒られているのが分かるのか、指をぺろぺろと舐めてくれます。
これを何度も繰り返すことによって噛み癖は直っていきます。
フクロモモンガ同士もじゃれていて噛まれたりすると、『チッチッ』といって嫌だよと伝えるので、それを真似して舌打ちをしてみましょう。
トイレのしつけ
フクロモモンガは元々樹の上で生活する生き物なので、排泄は樹の上から好きなようにしています。
なのでトイレのしつけはほとんどのフクロモモンガが覚えないのです。
しかし、1年、2年と根気よく教えていくと覚えてくれることもあるので、長い目で見てしつけをしていきましょう。
ケージの外にさえされなければいいのであれば、朝晩2回抱っこしてあげた時に、肛門付近をトントンと優しく刺激してあげます。
すると、ポロポロと出してくれるので出来るだけ同じ時間に習慣づけると良いでしょう。
また、ケージ内でも決まった場所にしてほしい時はモモンガ用のトイレを購入して、普段一番排泄する場所に設置してあげます。
しそうだな、という素振りが見えたらトイレの場所まで連れていってあげましょう。
一度トイレでしたらそこは掃除せず、においを付けたままにしておきます。
排泄物のにおいをつけておくことで『ここでするんだ』と認識していくようになります。
その際、糞は少しずつ取り除いてあげてくださいね。
トイレですることが習慣づいてきたら一度キレイに掃除をします。
掃除をすることによって臭いが消え、またいろんなところでするようになったら同じことを何度も繰り返して覚えさせましょう。
まとめ
今回は噛み癖やトイレのしつけについてまとめました。
噛み癖は、噛んだときに舌打ちをしていくことで嫌がっているのが分かり直るようになります。
トイレは本来は覚えない生き物なので、絶対に怒らず、そのうち覚えてくれたらいいなという気持ちで根気よく教えていきましょう。