ベビーの頃からフクロモモンガを飼育している場合は特に体重の増減が気になりますよね!
しかし、いつまでたっても増えなかったり減少してしまうのにはどのような原因があるのでしょうか?
体重が増えない原因
フクロモモンガの体重は、オスの成体で100~160g、メスの成体で80~130g、ベビーで10gから少しずつ増えていって8週目でおよそ60gと幅が広いです。
体重が増えなくなると心配ですが、増えない原因のほとんどが“停滞期”によるものです。
しっかり栄養を摂れていれば大丈夫なので安心してくださいね。
ただし、軟便が出ていたり、1週間様子を見ても全く増えていないのであれば病院に行って検査してもらうことをオススメします。
体重が減少する原因
体重が増えずに停滞しているのも心配になりますが、減っているのはもっと心配になりますよね。
フクロモモンガはいくつかの感染症を持っている可能性があります。
とくに軟便の場合は感染している可能性が高いので、便をもってすぐに病院に行って調べてもらいましょう。
また、代謝性骨疾患(クル病)といって、偏った食事をすることによって必要なカルシウムが不足し、関節や骨に形成障害が現れる病気があります。
クル病にかかると顎の骨も柔らかくなってしまい、食事を摂ることが出来ずに脱水症状や体重の減少を引き起こします。
感染症とは
コクシジウム症といって、コクシジウム原虫が寄生してなる病気です。
食欲不振や下痢、体重減少という症状があり、不衛生な環境やストレスで発症します。
ベビーが重症化すると命を落とす確率が高くなりますので、とくに衛生管理に徹底するようにしましょう。
ジアルジア症は毛につやがなくなったり、お腹が膨らむこともあります。
そして下痢の症状も出るのですぐに病院へ行きましょう。
家に連れてくる前に病院で検査しているか確認するのも良いですね。
そして、トリコモナス症という病気は、ベビーの感染率は非常に高いです。
感染力も強いので、ケージ内をすべて消毒するようにしましょう。
まとめ
今回はフクロモモンガの体重が増えない原因や、減少する原因をまとめました。
体重が増えないだけであれば停滞期に入っている可能性がありますが、減っている場合は寄生虫などに感染していることがあります。
すぐに便を持って病院に行くようにしましょう。