ネズミやうさぎ、モルモットなどのげっ歯類は歯が伸びるということは有名ですよね?
フクロモモンガも歯が伸びるのでしょうか?
フクロモモンガの歯について調べてみたので、ご紹介します。
フクロモモンガは歯が伸びる?
一般的なモモンガはげっ歯類リス科の動物なので歯が伸びます。
リスの仲間になります。
ですがフクロモモンガは有袋目フクロモモンガ科の動物で、歯は伸びません。
カンガルーなどの仲間になります。
同じモモンガという名前がついているのにずいぶんと違うのですね。
げっ歯類のアメリカモモンガとの違い
歯が伸びないこと以外にもアメリカモモンガとの違いがあります。
フクロモモンガにはカンガルーのようにお腹に袋があり、子供を70日間ほど袋の中で育てます。
また、アメリカモモンガよりもスキンシップを好み、懐きやすいようです。
フクロモモンガの不正咬合
不正咬合はげっ歯類の動物でよく起きる病気です。
歯が伸びすぎたりすることによりかみ合わせが悪くなる病気です。
フクロモモンガは歯が伸びることはありませんが、切歯が長いために、落下事故やケージをかんだ時に、引っかけたり割れてりまったりして起こることがあるようです。
フクロモモンガには爪切りが必要!
フクロモモンガの歯は伸びることはありませんが、爪は伸びます。
爪が伸びすぎると思わぬ事故や怪我の原因となりますので、定期的に切るようにしましょう。
爪がポーチの布に絡まり、取れなくなって自咬してしまったために手を切断する、という事故も起こっているので、十分注意が必要です。
ですが、切りすぎるとケージがうまくつかめずに、落下して怪我をしてしまうこともあるようなので、切過ぎには気をつけてください。
爪の切り方
フクロモモンガの爪の切り方の一例をご紹介します。
- フクロモモンガを巣から手に移動させます。
- タオルなどでくるんで落ち着かせます。
- タオルの上からフクロモモンガを手のひらで優しく包み、フクロモモンガの手や足を一本ずつタオルから出して指でつまみます。
- 爪の先1mmほどを切ります。
- カットした先がとがっている場合はやすりをかけます。
爪を切る道具は人が使う爪切りや赤ちゃん用の詰め切りなど基本なんでも大丈夫なので、自分の使いやすい道具を使ってください。
また、フクロモモンガの爪には途中まで血管や神経が通っているので、切りすぎると出血してしまいます。
もし出血してしまった場合は止血剤を傷口に付けてください。
まとめ
フクロモモンガは他のモモンガと違い、有袋目フクロモモンガ科の動物なので歯が伸びることはありません。
ですから、不正咬合などの歯が伸びる動物が起きやすい病気にはなりにくいです。
ですが爪が伸びすぎることにより思わぬ事故や怪我をすることがあるので、爪切りは定期的に行うようにしてください。