丸くて大きな目を持つ、なんとも愛くるしい表情のモモンガ。
昨今ではペットとしても人気なのだとか。
モモンガにも種類がありますが、今回はエゾモモンガの生態について詳しく調べていきたいと思います。
どこに生息しているのか、食性は?性質は?寿命は?
エゾモモンガについての疑問をとことん調査です!
エゾモモンガの生態
野生のエゾモモンガは北海道の平野部から森林、林などに生息しています。
地上に下りることは少なく小枝や樹皮を用いて巣を作り、住処として日常のほとんどを木の上で過ごしています。
基本的には夜行性。
しかし日中に行動することも稀にあるようです。
高所から低所を滑空し樹木上での移動を行っています。
野生のエゾモモンガの寿命はおよそ3年。
飼育個体になると4~5年と言われていますが、現在ではエゾモモンガをペットとして飼うことは禁止されています。
エゾモモンガの食性は?
雑食性ですが、花、葉、種子、樹皮、ドングリなどの植物性のものを好んで食べるようです。
これに限らず、昆虫も食べるようで成虫や幼虫を捕らえて食べます。
エゾモモンガは長い指を使い、食物は手に持って上手に食べています。
どうしてエゾモモンガを飼うことが出来ないの?
『鳥獣保護法』という法律により、これに登録される種類の生物は飼育することを禁じられています。
エゾモモンガも登録されている種の一つで、現在ではペットとしての流通はありません。
ではなぜ飼うことが出来なくなったのか。
以前はタイリクモモンガという種がペットとして人気があり流通されていました。
しかし、逃亡した際に日本固有の種であるエゾモモンガとの交雑が懸念され、生態系を脅かすのでは?と問題視されるようになりました。
よって現在では特定外来生物指定によりタイリクモモンガは輸入禁止。
エゾモモンガも家庭での飼育は禁じられ、見る事が出来るのは北海道の限られた場所だけ、ということになったのです。
まとめ
残念なことに可愛らしいエゾモモンガを飼いたくても現在では禁止されていたのですね。
札幌市内の森林公園、円山動物園付近にも生息しているそうですが夜行性なので見つけるのは難しそうです。