モモンガと一口に言えど、大きく分けるとアメリカモモンガ、タイリクモモンガ、フクロモモンガの三種類に分けられます。
では、アメリカモモンガとフクロモモンガにはどういった違いがあるのでしょうか?
モモンガの種類の違い
それぞれ見ていきましょう。
アメリカモモンガ
アメリカモモンガはげっ歯目リス亜目リス科で、カナダやアメリカ、メキシコなどに多く生息しています。
単独で生活することを好み、主に樹の上にいることが多く、広葉樹に巣をつくります。
排泄量は多いのですが、他のモモンガに比べて臭いはそれほどきつくなく、飼育下においても掃除をきちんとすればきついにおいになることもありません。
ただしトイレの場所をしつけて覚えることは殆どありません。
鳴き声は甲高く、人間の耳では聞こえないほどの高音を出すことがあります。
体長は13cm~15cmで、体重はおよそ55g前後と小柄です。
フクロモモンガ
フクロモモンガはコアラやカンガルーと同じ有袋類(ゆうたいるい)に分類されます。
樹の上にいることが多く、樹洞内に巣をつくり、家族や仲間と集団で生活することを好みます。
体長は10cm~35cm、体重は60g~110gと大きいものもいれば小さいものもいます。
フクロモモンガは大人しく飼育に向いていますが、縄張りを示すために臭腺から強烈なにおいを放つのでこまめに掃除する必要があります。
アメリカモモンガとフクロモモンガの違い
人になつきやすく大人しいフクロモモンガに比べ、アメリカモモンガはにおいは少ないけど人になつきにくいという習性を持っています。
飼育下では断然フクロモモンガの方が人気は高いのですが、アメリカモモンガも時間をかけることでなついたらフクロモモンガよりもさらにべた慣れをします。
アメリカモモンガはリスの仲間なだけあって見た目もリスっぽく、フクロモモンガは大きなまん丸の目と縞模様が特徴的です。
まとめ
今回はアメリカモモンガとフクロモモンガの違いについてまとめました!
見た目は似ていますがアメリカモモンガはリスやネズミの仲間で人になつくことはあまりない生き物です。
フクロモモンガはカンガルーやコアラの仲間で、自分の名前を憶えて慣れると人になつくのでペットとして人気が高まっています。