フクロモモンガは元々樹の上で生活していた生き物だし、家の中では飼育できないから外で飼育したいと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
では、フクロモモンガは外で飼育することは可能なのでしょうか?
フクロモモンガのお散歩
フクロモモンガは外来種として扱われています。
もちろんすべての動物に言えることでもあるのですが、フクロモモンガを逃がすと日本に今いる生態系を壊す可能性があるので絶対に外に逃がしてはいけません。
家の中で名前を呼んだら戻ってくるようになったからと言って外でフクロモモンガを放してお散歩などしたら大変なことになります。
野生のフクロモモンガは樹の上で生活をしています。
性格は臆病で警戒心が強いので、知らない場所で地面に下ろされるとパニックになって逃げだしてしまったり、ネコや鳥に捕まってしまう可能性もあります。
また、樹の上に上っておりてこなかったり、そこから違う木に飛び移って見つからないなんてことにもなりかねません。
お散歩用のリードも売っていますが大体はハムスター用です。
フクロモモンガには皮膜があり、リードをつけることによって傷つけてしまうかもしれません。
そこまでして外に連れ出す必要はないのです。
外で飼育は出来るの?
じゃあ、外にケージを置いて飼育すれば逃げないし大丈夫!と思われるかもしれませんが、それも出来ればやめましょう。
フクロモモンガは直射日光、すなわち紫外線を大量に浴びるのはよくないとされています。
外だと温度管理もしにくいですし、大きな物音も家の中よりもあります。
飼育下のフクロモモンガの寿命は7~8年が平均と言われていますが、小さな体に少しでも負担をかけるとそれだけ寿命が縮まってしまいます。
また、外で飼育すると虫に寄生される確率もあがってしまいます。
広い所で遊ばせたい場合は部屋の中で、汚れたら困るものを片付け、鍋やコップに水が入っていないか、花瓶はないか、お風呂やトイレのフタはしまっているか、窓は開いていないかなどを確認して思う存分遊ばせてあげると良いでしょう。
まとめ
今回はフクロモモンガの外での飼育についてまとめました!
野生のフクロモモンガは樹の上で生活していますが、飼育下のフクロモモンガは外で飼育するには不向きです。
外で飼育することがフクロモモンガの負担となることを頭に入れてから迎え入れてあげるようにしましょう。