野生のモモンガは、大自然の中を悠々と飛ぶ姿が印象的ですよね。
では、飼育されているモモンガは家の中で飛ぶのでしょうか!?
モモンガの飛び方
モモンガは、前足と後ろ足の間にある《皮膜》というものを広げて空を飛びます。
正確には飛ぶというよりも、上から下へバランスを取りながら“滑空する”、“ジャンプする”というのが正しい表現です。
野生のモモンガは、大自然の中を飛ぶことによって食べ物を探したり、フクロウやタカなどの天敵から身を守っています。
飼育されているモモンガ
飼育されているモモンガは、食べ物も飼い主さんから与えてもらえるし天敵もいないので長い距離を飛ばなくても生きていくことが出来ます。
また、部屋の中でそれほどの距離を飛ぶのは障害物もあり大変なのでそこまで大滑空することはありません。
しかし、物から物へと飛び回る姿は頻繁にみられます。
ベビーのうちは上手に飛べないので、ぶつかったりしないように周りのものをよけておく必要があります。
練習を重ねることで1メートル、2メートルと飛ぶことが出来るようになります。
運動能力の高いモモンガであればもっと長い距離を飛ぶことが出来ます。
室内滑空の注意点
室内で滑空させるときに気をつけなければならないのが“水”です。
モモンガは少しの水でも溺れてしまいます。
トイレやお風呂の水はもちろん、鍋の水、コップの水、花瓶の水にも気を付けましょう。
また、モモンガは気に入ったものなどに頭や胸をこすりつけて臭いをつけます。
トイレを決まった場所でする習慣はありませんし、ほぼ覚えるという事もありません。
モモンガの排泄やこすりつける行為はマーキングの役割もしているので、汚れたら困るものや臭いをつけられたら困るものは片づけてからケージから出すようにしましょう。
大きなものはいらない布などをかけておくと臭いが付きにくいですよ!
まとめ
今回はモモンガの飼育において、部屋の中で飛ぶのかについてまとめました。
モモンガは部屋の中でも飛びますが、あちこちに臭いをつけるので汚れたら困るものには注意が必要です。
また、ほんの少しの水でも溺れてしまいますので、ケージから出す前にしっかりとチェックしましょう。