フクロモモンガの、特に赤ちゃんにとってミルクは主食です。

そのミルクを飲んでくれないことほど、飼い主を悩ませるものはありません。

どうして、ミルクを飲んでくれないのでしょう。

その理由は、いくつかある様です。

理由と合わせて、対策法も紹介していきましょう。

フクロモモンガ ミルク 飲まない 理由

フクロモモンガがミルクを飲まない理由

①ミルクが冷たい

フクロモモンガのミルクの温度は、30~40℃くらいです。

常に、その温度を保っていなければならない様なので、温めながら与えましょう。

②メスの乳首とはほど遠い感触

例えば、スプーンやストローなど、口当たりの良くないものでは飲んでくれないものです。

母親の乳首に近い感触のものをペットショップから取り寄せることをおすすめします。

③そろそろ離乳期

今まで、飲みっ振りが良かったフクロモモンガが、「落ちたな」と感じて、なおかつ、その個体の年齢を照らし合わせた時、もしかしたら離乳が始まっているのかも知れません。

少し、大人の食事を混ぜて様子を見ましょう。

この時、いきなり大人の食事に切り替えても食べられませんから、その個体には、ミルクを飲ませたいだけ飲ませたあと、餌場にミルクにパンを浸したものや、ゆで玉子、果物、皮むき済みの木の実など、置いてみるとこをおすすめします。

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④ミルクの好みが合わない

フクロモモンガにもミルクへの好みがある様です。

ですが、ミルクを飲ませないと離乳までは仕方ありません。

そこで、ミルクに甘味を出すために粉末栄養剤(ネクターパウダー)を少量混ぜてみましょう

これを足すことで、甘味が加わり口当たりが良くなるので、飲んでくれる様です。

・環境に慣れていない

まずは、飼い主のニオイを覚えさせることを一番に考えて、飼い主の手の上でミルクをあげてみましょう

始めは、飲んでくれなくても、飼い主のニオイを覚えると同時に、お腹も空いてくれば、多少でも口を開けてくれる様です。

その時は、決して無理強いをしてはいけません。

長期戦と思って、対応しましょう。

・・・など

まとめ

フクロモモンガがショップにいた時には、よく飲んでいたミルクを、お迎えした途端に飲まなくなる場合が少なくない様です。

そんな時の飼い主は、相当の落ち込みを感じるはずです。

ですが、それは、フクロモモンガにとって急激な環境の変化と、嗅いだこともないニオイなどのため、フクロモモンガなりの警戒心の表れです。

その警戒心を解く努力を飼い主はしなければなりません。

フクロモモンガがミルクを飲まない理由は、たくさんありましたが、どれも少し考えれば私達にも理解できることばかりです。

フクロモモンガも「生きるための努力」はしてくれるはずですから、飼い主は、焦らず、慌てず、落ち着いて対応しましょう。

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