動物の鼻、特に、哺乳動物の鼻をじっくり観察したことはありますか。
あまりないと思いますが、哺乳動物の鼻は、意外と体調を教えてくれるそうなのです。
そして、もう1つ、鼻も濡れています。
あんなに小さな体ですが、フクロモモンガも同じ哺乳動物ですから、ちゃんと鼻が飼い主にサインを送ってくれるのです。
フクロモモンガの鼻について、調べてお知らせしたいと思います。
フクロモモンガの鼻
フクロモモンガの鼻は、人間の唇と同じ様に温度変化で色が変わる様です。
人間の場合は、色の変化をすぐに見分けることができる部分・・・例えば、唇や爪、顔や手足など、体調によって色が変化する部分がたくさんあります。
ですが、フクロモモンガは、ほとんどが密な毛に被われて外から見える部分といえば鼻と指先ですが、すぐに確認できるのは、鼻ということになります。
・ピンク色
動きは活発なことが多く、健康そのものを表しています。そのままの状態を保ってあげましょう。
・紫色
寒さで思う様に体を動かせない様です。
寒さのせいで血の巡りが悪くなり、流れる血の量が減ってくることで青白くなったり紫色になったりします。
これらの症状を、総じて「レイノー現象」というそうです。
フクロモモンガの鼻が濡れている理由
フクロモモンガの鼻が濡れているのは、次の様な理由がある様です。
・ニオイが良く分かる
・餌はニオイでも味わう
・ニオイで仲間を判断する
・温度も感じることができる
・細菌の感染から身を守る
・風邪を引いている場合がある
・・・など
フクロモモンガの鼻が乾いている
逆に、鼻が乾いている時は、個体が熟睡している時や病気の時など、動きも活動的ではない場合が多い様です。
まとめ
フクロモモンガの鼻の色は、人間と同じ様に個体の健康状態をある程度理解するのに役に立つことが分りました。
鼻の色は、「血色が良い=ピンク色」が、個体にとって最良の状態でした。
個体の鼻の色が良くない時は、まず温めてあげましょう。
そして、改善されない時は、獣医に診せましょう。
また、フクロモモンガにとって鼻が濡れているということは、「ニオイを嗅ぐ能力の向上」を始め、「餌をニオイで味わう」や「仲間の識別」、「細菌の感染から身を守る」など個体の生活を楽しく、健康に過ごせる「目印」である様に感じました。
飼い主は、愛情を注ぎながら個体の「鼻」にも注目して、健康状態の変化に気を配る様にしましょう。