フクロモモンガは生まれるとすぐに親の育児嚢に入り、そこで授乳されて育ちます。
離乳までは時間がかかり、生後7週間でも離乳しない個体もいるそうです。
ペットショップで販売されているベビーは4~6週が多いようなので、まだ離乳もしていない状態ですね。
このベビーたちの餌の種類や食事の回数はどれくらいでしょうか?
フクロモモンガベビーの食事
フクロモモンガベビーにはミルクを与え、生後5~6週間ごろからはミルクと一緒に固形物も与え始めます。
食事の回数
生後4週間ごろのベビーには、一日3回以上ミルクを与えてください。
5週目を過ぎたころからは、一日2回程度のミルクやりと、置きミルク・離乳食を用意します。
二カ月をむかえる頃にはミルクを卒業する時期になります。
食事も果物やゆで卵、殻をむいた木の実、種子類が食べられるようになります。
ただし、まだ胃腸が発達していないので、サツマイモなどの食物繊維の多い食べ物は下痢を起こす心配があるので、あげない方が無難です。
生後3カ月になると、親と同じ食事でも大丈夫になります。
食事の量
ベビーのミルクの量は、ベビーが飲みたいだけ飲ませても問題はありません。
それぞれの個体に合った量を与えるようにしましょう。
量が少ないとそれだけミルクを与える回数も増えます。
ベビーの餌の種類
フクロモモンガは偏食の個体が多く、個体ごとに好みが違うようです。
餌となる食べ物をいくつかご紹介します。
ベビーのミルク
ベビーの餌のミルクは、小動物用の粉ミルクを使用します。
小動物用の粉ミルクがない場合、ゴートミルクがいいようです。
ゴートミルクはヤギのミルクで下痢などの乳糖アレルギーが起きにくいです。
ベビーの餌
まだ固形物を食べられないベビーの餌には、細かく刻んだりすりつぶした果物を与えましょう。
果物はリンゴやイチゴ、ブドウ、メロン、オレンジなど、甘みの強いものを好みます。
バナナもお勧めですが、カロリーが高いので与えすぎには注意してください。
ミルクを自力で飲めるようになると、ミルクを与えるシリンジからはあまり飲まなくなります。
そうなったら授乳回数を減らしていき、大人用の食事へ切り替えていきます。
最初は固形フードをそのまま与えても食べないと思いますので、初めのうちはフードを砕いてミルクに混ぜるか、果物などに振りかけるといいようです。
まとめ
フクロモモンガベビーの食事回数は、生後4週間で1日3回以上、それから様子を見ながら減らしていくといいようですね。餌もりんごやイチゴ、ブドウ、オレンジなど、甘みの強い果物を細かくして与えましょう。それぞれ好みが違うようなので、自分が育てているモモンガの好きなものを与えてあげてください。ただ、毎日同じものを与えると飽きてしまい、偏食するようになるので、好きなものをいくつか見つけて、数種類の食べ物を組み合わせを変えながら与えるようにしましょう。